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43件の議事録が該当しました。

該当会議一覧(1会議3発言まで表示)

2018-02-05 第196回国会 衆議院 予算委員会 第5号

岩田参考人 副総裁の就任に際しましては、目標が達成できない場合には、まず果たすべきは説明責任であって……(津村委員「そんなこと、言っていなかったよ」と呼ぶ)どのような責任とり方かというのをそのとき聞かれたので、十分できなかったんですが、日銀法に照らすと、一番は説明責任だということがわかって、その後ずっと、果たすべきは説明責任だと申し上げているわけです。で、仮に説明責任が果たせない場合の最終的な責任

岩田規久男

2018-02-05 第196回国会 衆議院 予算委員会 第5号

岩田参考人 先日の大分での講演で、財政健全化のあり方と、それと実体経済物価関係について、私の任期の五年の間の経験を踏まえて申し上げたわけですが、講演で申し上げたとおり、中長期的な財政健全化について市場の信認をしっかりと確保することが重要であると考えております。その上で、デフレ脱却に向けた機動的な財政政策という第二の矢ですね、ございます。  それともう一つ、今言った、中長期的な財政健全化を両立

岩田規久男

2017-06-08 第193回国会 参議院 財政金融委員会 第17号

参考人岩田規久男君) 日本銀行は、国債評価方法については償却原価法を採用しております。このため、長期金利が上昇したとしても、決算上の期間損益において評価損失が計上されることはありません。  その上で、含み益という意味で申し上げますと、二〇一七年三月末時点日本銀行が保有する長期国債前提として、仮に長期金利イールドカーブ全般にわたり一%上昇するパラレルシフトを想定した場合、そのときの時価総額

岩田規久男

2017-06-08 第193回国会 参議院 財政金融委員会 第17号

参考人岩田規久男君) 日本銀行が量的・質的金融緩和の下で大規模長期国債の買入れを行っているのは、あくまでも二%の物価安定の目標早期実現を図るという金融政策上の目的でありまして、財政をサポートするためではありません。また、日本銀行国債買入れは、金融機関を相手として市場において実施しているものであって、このため国債の直接引受けには当たらないと考えております。  また、新発債であっても、発行入札

岩田規久男

2017-05-25 第193回国会 参議院 財政金融委員会 第16号

参考人岩田規久男君) この四十年間でアメリカFFレートが最も高かったのはいつかというと、第二次オイルショック後の高インフレ期でありまして、このときインフレ率は一一・六%ぐらいまで上がりました。そのときのFFレートは一九・一%であります。  同様に、日本の有担コールレートの翌日物の最高値は一九八〇年七月の一二・七%でありまして、当時のインフレ率は八・七%ぐらいであります。

岩田規久男

2017-05-25 第193回国会 参議院 財政金融委員会 第16号

参考人岩田規久男君) 前回も申し上げましたが、将来の出口の過程における日本銀行収益に対する影響については、経済物価情勢が好転し、当座預金に対する付利金利を引き上げる場合には、長期金利も相応に上昇すると考えられます。したがって、当座預金に対する支払利息が増加する一方で、日本銀行保有国債についてもより高い利回り国債に順次入れ替わってくるわけであります。そのため、受取利息も増加することになります

岩田規久男

2017-05-25 第193回国会 参議院 財政金融委員会 第16号

参考人岩田規久男君) 日本銀行としましては、情報通信技術発展通貨制度決済システムにどのような影響を及ぼすかについて、中央銀行の立場から幅広い観点調査研究を行っているところであります。  委員指摘仮想通貨ですが、国際決済銀行やIMF、海外中央銀行などでも研究、議論が進んでおります。  例えば、BISの決済市場インフラ委員会報告書によれば、仮想通貨金融政策の遂行に与える影響は、既存

岩田規久男

2017-05-18 第193回国会 参議院 財政金融委員会 第14号

参考人岩田規久男君) 中央銀行は、伝統的には短期金利操作を主たる政策手段としておりました。もっとも、リーマンショック以降は、主要国中央銀行は、短期金利がゼロ制約に直面する下で、長期国債などの資産買入れを大規模に実施することになりました。その結果、従来とは異なり、多額超過準備が恒常的に存在するようになりました。こうした超過準備が存在する下では、短期金利を有効に操作する手段としては、多くの中央銀行

岩田規久男

2017-05-18 第193回国会 参議院 財政金融委員会 第14号

参考人岩田規久男君) 御指摘の私の発言ですが、それは、将来における出口に当たっては、日本当座預金に対する付利金利を引き上げることが短期金利を引き上げる手段一つとなり得るという趣旨で申し上げたことでございます。これは基本的にはFRBと同様の趣旨のものですが、現時点では出口の際の金融政策運営について具体的な方法は決まってはおりません。

岩田規久男

2017-05-18 第193回国会 参議院 財政金融委員会 第14号

参考人岩田規久男君) FRBは、今回の局面では、二〇一五年十二月、昨年十二月、本年三月の三回にわたって利上げを行いました。いずれの場合も翌日物金利であるFFレート誘導目標レンジを〇・二五%ずつ引き上げております。  その際、短期金利操作するための具体的な手段としては、準備預金に対する付利金利を引き上げるとともに、証券会社等対象とした資金吸収オペであるリバースレポの適用金利を引き上げております

岩田規久男

2017-04-25 第193回国会 参議院 財政金融委員会 第12号

参考人岩田規久男君) 日本銀行は、長短金利操作付き量的・質的金融緩和の下で実施している国債の買入れなどは財務に影響を与えるということで承知しております。その上で、日本銀行の責務である物価安定のために必要な政策として行っているわけでありまして、日本銀行は、今後も財政健全性に留意しつつ必要な政策を実施していく所存であります。  その上で申し上げますと、日本銀行は、量的・質的金融緩和に伴う収益の振幅

岩田規久男

2017-03-21 第193回国会 参議院 財政金融委員会 第4号

参考人岩田規久男君) ただいま日本銀行は、長短金利操作付きの量的・質的金融緩和の下で、経済物価金融情勢を踏まえつつ、二%の物価安定の目標に向けたモメンタムを維持するために、金融政策、最も適切と考えられるイールドカーブを形成することを促しております。  現状では二%の物価安定の目標はまだかなり遠い距離がありますので、これをできるだけ早期に実現するために、現在の金融市場調節方針の下で強力な金融緩和

岩田規久男

2016-10-27 第192回国会 参議院 財政金融委員会 第2号

参考人岩田規久男君) 基本的には私の考えは、日本銀行は今物価安定の目標として二%を目標にしておりますが、それを達成するために日本銀行が使えるあらゆる手段を動員するということに尽きますので、その中に一つ長期金利目標操作するということも入っているわけでありまして、何も何かそういう金利の面を全く最初から排除しているということではございません。

岩田規久男

2016-10-27 第192回国会 参議院 財政金融委員会 第2号

参考人岩田規久男君) 日本銀行は、先般導入した長短金利操作付き量的・質的緩和の下で量と金利両面から強力な金融緩和を推進していく方針であります。  すなわち、新たな枠組みでは、長期金利水準金融市場調節操作目標とすることにいたしましたが、長期金利目標を実現するためには引き続き多額国債購入、買入れが必要不可欠であります。この点、公表文においても、国債買入れ額について、おおむね現状程度の買入

岩田規久男

2016-05-19 第190回国会 参議院 財政金融委員会 第13号

参考人岩田規久男君) 御指摘の点についてはちょっとコメントを差し控えさせていただきたいと思いますが、学者世界に身を置いた者として櫻井審議委員の業績について申し上げたいと思いますが、例えば、櫻井委員は、経済学に関して世界で最も権威のある論文誌一つであるジャーナル・オブ・ポリティカル・エコノミー、これに我が国の著名な経済学者である浜田イエール大学名誉教授との共同論文が掲載されております。この論文

岩田規久男

2016-05-12 第190回国会 参議院 財政金融委員会 第12号

参考人岩田規久男君) 前に国会でお話ししたときには、二つの要因を挙げたと思います。一つ消費増税影響です。  消費増税の、増税される前、直前、増税された月ですね、二〇一三年四月は一・五%まで実は消費者物価は上昇しております。私たちが始めたときにはマイナス〇・五ですから、既に二%ポイント上がっているわけでありまして、その調子でいけば、実は、一三年のそのペースですね、その物価上昇率は。二〇一三年ですね

岩田規久男

2016-05-10 第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第17号

岩田参考人 お答えします。  当時、私は博士課程は終わったわけですね、単位を取って。東大紛争がありましたから五年以上いたんですけれども、いずれにしても、終わって。それで、修士を取って、そして私は、上智大学に就職するときに、大学の教務の担当者に、一体私の経歴はどうやって書けばいいのかと聞いたんです。そして私が、満期退学と書くのかと聞いたら、そうじゃない、東大ではあなたの場合には博士課程修了と書くんだと

岩田規久男

2016-05-09 第190回国会 参議院 決算委員会 第10号

参考人岩田規久男君) 現在、日本銀行マイナス金利付き量的金融緩和政策をやっておりますが、これはあくまでも二%の物価目標早期実現のために実施しているものでありまして、四月のG20では黒田総裁からこうした説明を行っておりました。参加国の十分な理解を得られているというふうに思います。  四月二十九日に公表された米国の為替報告書は、日本銀行金融政策を制約するものではありません。

岩田規久男

2016-03-16 第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号

岩田参考人 日本銀行は、日本銀行法に定められて、「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資する」ということで金融政策を運営しているわけですが、今おっしゃった物価の安定の目標ということに関しては、二〇一三年一月に、消費者物価の前年比上昇率で二%と定めた上で、「これをできるだけ早期に実現することを目指す。」というこの点は、二〇一三年一月の政府日本銀行共同声明において明記されているということで

岩田規久男

2016-03-16 第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第11号

岩田参考人 二%の目標達成が、当初は二年程度を念頭にしていたわけですが、それがなかなかできなかった一つの例は、今委員がおっしゃったような消費への下押し圧力予想よりもはるかに強く、かつ長引いたということであります。  そこで日本銀行は、一七年四月の今度は消費税率一〇%引き上げという現行の法律の定めを前提として、去る一月に経済物価の見通しを作成して、四半期ごと展望レポートを示しております。  その

岩田規久男

2016-03-10 第190回国会 参議院 財政金融委員会 第3号

参考人岩田規久男君) お答えします。  第一には、消費税増税影響ですね、これが当時予定したよりも、多くのエコノミストもほとんどそうですが、はるかに大きく長引いたということであります。これは非常に想定するのが難しかった、それ以上の影響があったということがあります。それからもう一つ原油価格がこれほど大きく下がっていくということも予想することができなかったということであります。

岩田規久男

2016-03-10 第190回国会 参議院 財政金融委員会 第3号

参考人岩田規久男君) お答えします。  確かに、生鮮食品を除く消費者物価の前年比はここのところゼロ%台で推移していますが、これは二〇一四年夏以降の原油価格大幅下落による影響が大きいというふうに思っております。加えて、同じく一昨年四月の消費税率の引上げの影響予想よりも超えていたということも物価下押し圧力として働いていると考えています。しかし、なお生鮮食品とエネルギーを除く消費者物価の前年比で

岩田規久男

2016-02-23 第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号

岩田参考人 副総裁に就任した際には、目標が達成できない場合には、まず果たすべきは説明責任である、仮に説明責任を果たせない場合には、最終的には責任とり方辞職であるということはそのとおりであります。  その上で、現在の、目標が達成できない状況説明いたしますと、生鮮食品を除く消費者物価の前年比はこのところゼロ%程度で推移していますが、これはやはり、二〇一四年夏以降の原油価格大幅下落、四分の一になる

岩田規久男

2016-02-23 第190回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号

岩田参考人 一番最初、お手元にある二〇一二年の私の論文でありますが、これはリーマンショック後のアメリカ予想インフレ率であります。  アメリカ予想インフレ率というのは、二%前後でずっと、振れは比較的大きいんですけれども、リーマンショック前までは平均すれば二%ぐらいの予想インフレ率でいわゆるアンカーされていたということでありますが、さすがのアメリカリーマンショックのような大きなことが起こりますと

岩田規久男

2016-02-08 第190回国会 衆議院 予算委員会 第9号

岩田参考人 今、石川県の講演のことを引用されましたが、基本的には、もう少し時間軸をとれば、そのとおりであります。つまり、原油価格が下がりますと、原油価格は七〇%程度下がりましたから、相当物価に対して下落圧力が生じます。それは他の財の価格が一定だという条件です。  しかし、今おっしゃったように、原油価格下落は他の財に対する二つの経路を実は持って、他の財の価格影響を与えますが、きょうは、時間がないということから

岩田規久男

2016-02-08 第190回国会 衆議院 予算委員会 第9号

岩田参考人 目標が達成できない場合には、まず果たすべきは説明責任であるというふうに考えております。きょうも、その説明責任をきちっと果たしていきたいと思います。  まず、経済物価動向先行きについての見方を説明することは、中央銀行としての重要な情報発信だと考えております。  すなわち、我が国物価について申し上げますと、生鮮食品を除く消費者物価の前年比は、このところゼロ%程度で推移しています。これは

岩田規久男

2016-01-08 第190回国会 衆議院 予算委員会 第2号

岩田参考人 お答えいたします。  副総裁に就任した際には、目標が達成できない場合には、まず果たすべきは説明責任であって、仮に説明責任が果たせない場合には、最終的な責任とり方辞職であるということを申し上げました。  その上で、物価動向について申し上げますと、生鮮食品を除く消費者物価の前年比は、このところゼロ%程度で推移しております。しかし、これは、二〇一四年夏以降の原油価格大幅下落影響によるところが

岩田規久男

2015-08-04 第189回国会 参議院 財政金融委員会 第16号

参考人岩田規久男君) はい。  日本銀行期間収益自己資本影響が生じるケースとしては、まず第一に、買い入れたETFやJ―REITの価格下落して時価簿価を下回る場合であります。第二は、出口に当たって多額超過準備を保有しておりますので、金利水準を上げていく際に、保有国債利回り超過準備に対する付利金利を下回って逆ざやになる場合が考えられます。  以上です。

岩田規久男

2015-06-16 第189回国会 参議院 財政金融委員会 第15号

参考人岩田規久男君) 量的・質的金融緩和導入に際しましては、長期国債の買入れについては、イールドカーブ全体の金利の低下を促すという観点から、保有残高が年間約五十兆円に相当するペースで増加するように実施することを決定しました。また、長期国債の買入れ対象を四十年債を含む全ゾーンの国債とした上で、買入れの平均残存期間を、それ以前の三年程度から七年程度に延長することにしました。これは、導入時点ではこれが

岩田規久男

2015-05-19 第189回国会 参議院 財政金融委員会 第11号

参考人岩田規久男君) やはり需要が、まず消費が一番伸びましたけれども、設備投資前期比でそれまではマイナスが続いていたのがプラスに転じております。輸出の方はなかなか伸びが遅かったんですけれども、最近は輸出もようやく伸び始めているという状況で、全体に需要が伸びて需給ギャップが縮まっていて、現在、もうゼロ%程度まで需給ギャップは縮まっていると。他方で、予想インフレ率も、この政策を始める前、むしろデフレ

岩田規久男

2015-05-19 第189回国会 参議院 財政金融委員会 第11号

参考人岩田規久男君) 基本的には大体いいんじゃないかというふうに思いますけれども、ただ、言うだけ、二%に上げますと言うだけじゃなくて、まず量的・質的緩和という、その裏打ちがあるということですね、実現するために、実現できるまでそういうことを続けるんだという裏打ちがあることと、それから、過去の二〇〇〇年代の量的緩和と違うところは、長期国債のような長めのものを買うということ、それによって、長め国債というのは

岩田規久男

2015-05-19 第189回国会 参議院 財政金融委員会 第11号

参考人岩田規久男君) 量的・質的金融緩和、二%をできるだけ早期に達成するという強いまず明確なコミットメントをした上で、それを裏打ちする量と質の面の両面で次元の異なる金融緩和を行っている政策です。  まず、量の面では、金融市場調節操作目標を従来の金利からマネタリーベースという量に変更し、これを大幅に増加した上で、その供給のために主として長期国債などの資産を大幅に買い入れると。次は質の面ですけれども

岩田規久男